2024/10/18
秋のイベントが続々! 全線開通90周年の水郡線、記念日も間近に
2024年12月4日(水)に全線開通から90周年を迎える水郡線。その記念イベントが続々と開催されているなか、新たな列車企画が発表されました。華やかなラッピング列車の運行をはじめ、今回は、異なる趣を持つさまざまなプランを紹介します。
美しい清流と並走するローカル線、水郡線とは?
水郡線は、茨城県の水戸駅から福島県の安積永盛駅までを結ぶ137.5km、その途中駅である茨城県の上菅谷駅から常陸太田駅までを結ぶ9.5kmの2つの路線。もととなるのは茨城県の太田線で、太田~久慈川間の着工(1894年)に始まり、じつに40年をかけて全線が開通となりました。
「奥久慈清流ライン」という愛称で呼ばれるだけあって、水郡線の大きな見どころは久慈川と並走する路線周辺の美しい景観。とくに山方宿(やまがたじゅく)〜常陸大子間の車窓から臨む久慈川は、この沿線ならではの景色を楽しめる注目スポットです。さらに、沿線には日本三名瀑のひとつとされる「袋田の滝」など、人気の行楽地が点在しています。
四季折々の美を纏ったラッピング列車が登場
「袋田の滝」「磐城塙のダリア」「磐城浅川の花火」「偕楽園の梅」をモチーフに、沿線で見られる四季折々の景色を柔らかくも華やかなタッチで描いたイラスト。
車体を目にも麗しい絵巻物に転じたようなデザインのラッピング列車が掲げているのは、沿線地域への感謝を込めた「この町と この路と」というキャッチコピー。
加えて、「清流」をはじめとする「自然」「農業」「アクティビティ」といった沿線の代名詞となる要素が色とりどりに散りばめられています。
このラッピング列車は10月上旬より運転開始しており、90周年イベント期間中は運行します。
水郡線 全線開通90周年ラッピング列車
運行期間:
2024年10月上旬~イベント期間中
運行区間:
水郡線全線(水戸駅~郡山駅、上菅谷駅~常陸太田駅)
車両:
キハE130系2両×1編成
美味しいお楽しみも! お弁当には驚く仕掛けが……?
旅のお供に、豊かな自然に恵まれた水郡線沿線のブランド食材を使用した「水郡線90周年記念駅弁 いろ鶏どり」も限定で販売開始! 味のみならず見た目にもこだわり、掛け紙には「水郡線応援画家」である佐々木麻里氏の絵画を使用。現代の風景をノスタルジックに切り取った作風が、水郡線の在り様を伝えてくれるものとなっています。
また、掛け紙には「あっ!」と驚く仕掛け(ARマーカー)も施されているとのこと。お弁当に詰め込まれた地元の味覚とあわせ、楽しい旅の思い出のひとつになってくれそうです。
水郡線90周年記念駅弁 いろ鶏どり
販売開始日:
2024年10月5日(土)~
販売場所:
New Days ミニ水戸7号(改札内正面店舗)、New Days 勝田、駅弁屋 祭 グランスタ東京(東京駅改札内)、駅弁屋 匠 エキュート上野(上野駅改札内)、駅弁屋 頂(新宿駅改札内)、駅弁屋 旨囲門 エキュート大宮(大宮駅改札内)
販売価格:
1,380円(税込)
製造会社:
しまだフーズ有限会社
お品書き:
しゃも焼き、しゃもそぼろ、玉こんにゃく煮(大子町産)、常陸牛しぐれ煮、花人参、湯葉煮(茨城県産)、玉子焼き(常陸大宮市産)
記念のお弁当に加え、11月からは「水郡線に乗っておいしいモノを探しに行こう!」をテーマとするフードフェア「OKUKUJI FOOD ADVENTURE~奥久慈フードアドベンチャー~」も開催。
長年愛される老舗の和菓子屋さん、沿線の旬の食材を使用したメニューを堪能できるカフェやパン屋さんなど、水郡線の周辺ならではの美味しいものが大集合し、一部店舗ではフェアの期間限定で味わうことが可能な特別メニューも用意されているそう。
宝探しの地図のようなフードマップを手に、美味しいもの探しの冒険へ出かけてみてはいかがでしょうか?
OKUKUJI FOOD ADVENTURE~奥久慈フードアドベンチャー~
開催期間:
2024年11月2日(土)~12月8日(日)
対象店舗:
水郡線沿線の駅から徒歩約15分圏内の飲食店(茨城県内)
- ※詳細は決まり次第、別途告知される予定です。
ここまで紹介したもののほかにも、「サイクルトレイン」の対象エリアの拡大など、さまざまなコンテンツが用意されています。12月の記念日に向けてますます賑わう秋の水郡線に、引き続き注目です。
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