今冬に走りまくる「風っこ」の第1便! 懐かしのストーブ列車で秋田の名物をめぐる旅へ

皆さんお気づきかと思いますが……この冬の「風っこ」は、東北のあんなところやこんなところ、さまざまなエリアを走行します! その第1便となるのは、2024年12月1日(日)より冬の大型観光キャンペーン「誰と行く?冬の秋田」がスタートした秋田県を起点とするストーブ列車。ここでは、各地のイベントに合わせた個性豊かな臨時列車たちを紹介します。

「びゅうコースター風っこ」とは?

「びゅうコースター風っこ」とは、キハ48形のディーゼル車両を改造したトロッコ列車。どこかレトロなグリーンの外装が施された車体と同様、ログハウスのような内装の車内も温かな雰囲気です。側面の大きな窓枠は取り外しが可能で、春から秋にかけてはオープンエアな旅を楽しむことができる点も大きな特徴。冬は窓を閉めての運転となりますが、その代わりにこの季節の風物詩とも言える「ストーブ列車」へ様変わり。だるまストーブによる温もりに包まれて眺める冬景色は、いつもよりもノスタルジックな旅情をもたらしてくれそうです。

【ストーブ五所川原号】冬ならではの白い景色を楽しみながら「津軽」を体験

「ストーブ五所川原号」は、本記事で紹介するラインナップのなかで唯一青森県まで運転するストーブ列車。12月6日(金)から8日(日)までの3日間、秋田駅と青森県の五所川原駅の間を毎日1往復します。

秋田駅を出発するルートは、まず奥羽本線で弘前駅まで走行。真っ白な雪景色を楽しみながら進むと、五能線に切り替わります。ここからの五能線は岩木山を囲むように路線が敷かれているので、区間ごとに変容する山の姿を堪能することができます。

温かな車内から眺める北東北の冬も格別ですが、この列車では特別なおもてなしも。弘前から五所川原間の車内では、弘前城ミス桜による弘前市の観光案内やノベルティの配布が、逆ルートの五所川原から弘前間では、弘前に到着するまでの車内企画として津軽三味線の生演奏とお菓子のプレゼントがあるとのこと。どちらの旅程もリラックスした空間で「津軽」を体験することができそう。

なお、終点の五所川原駅では津軽鉄道のストーブ列車にも乗り換え可能。よりディープな青森を体験したい方におすすめです。

ストーブ五所川原号

運転日:
2024年12月6日(金)~8日(日)

発駅・発時刻/着駅・着時刻:
秋田発 7:50/五所川原着 11:36
五所川原発 11:50/秋田着 15:29

途中停車駅:
泉外旭川、土崎、追分、大久保、八郎潟、森岳、東能代、二ツ井、鷹ノ巣、大館、碇ケ関、大鰐温泉、弘前、川部、藤崎、板柳、陸奥鶴田

【ストーブ八峰】荒立つ日本海を眺めながら地元産の冬の味覚に舌鼓

「ストーブ八峰」のヘッドマーク

ハタハタと日本海の荒波がデザインされたオリジナルのヘッドマークも印象的な「ストーブ八峰」は、秋田駅からあきた白神駅間を12月14日(土)に運転。奥羽本線から五能線を通って到着するあきた白神駅の周辺では、左手に日本海や約1億年前の岩石などのジオパーク、右手に世界自然遺産「白神山地」の森を眺めながらの旅を楽しむことができます。

そして、下り列車の東能代駅~あきた白神駅の車内では、能代市の和菓子屋さん「お菓子のセキト」のおやきもふるまわれるそう。程良い甘さの粒あんを秋田県産のうるち米で包んだこのお菓子は、「お菓子のセキト」の創業当時から大人気の商品で、当日は出来立てほかほかの状態で届けられるとのこと。また、終点のあきた白神駅では列車の到着に合わせて八峰町特産のハーブティーのふるまいや販売も! 地元ならではのスイーツが、冬の寒さを温めてくれます。

ストーブ八峰

運転日:
2024年12月14日(土)

発駅・発時刻/着駅・着時刻:
秋田発 10:50/あきた白神着 12:41
あきた白神発 14:38/秋田着 16:35

途中停車駅:
追分、大久保、八郎潟、森岳、東能代、能代、東八森

【ストーブ花火のまち号】【ストーブ横手やきそば号】目的地は秋田を代表する民謡王国とやきそばの町

「ストーブ花火のまち号」「ストーブ横手やきそば号」共通のヘッドマーク

「花火」と「やきそば」がモチーフのオリジナルヘッドマークをつけて運転するのは、秋田駅から奥羽本線で南へと向かう「ストーブ花火のまち号」と「ストーブ横手やきそば号」。運転日は12月15日(日)で、それぞれの終点は大曲駅、横手駅となります。

花火の町が見せる冬の顔

ドンパン祭りの模様

「ストーブ花火のまち号」という名の通り、大曲と聞いて思い出すのは春・夏・秋に開催される豪華絢爛、大規模な花火大会。なかでも夏の「全国花火競技大会」は広い知名度を誇ります。そして大曲を含む大仙市は、「おばこ節」や「おはら節」、さらには「飴売り節」や「ドンパン節」などの発祥の地。秋田を代表する民謡王国に向けた今回のストーブ列車では、車内で本場の秋田民謡の生唄とお囃子、「ドンパン娘」による踊りが披露されます。さらに地酒や甘酒もふるまわれるとのことなので、秋田の文化に触れながら、和やかに賑わう旅を満喫できそうです。

大曲駅に到着したあとは「駅周辺ガイドマップ」がもらえるので、列車を降りたあとの駅周辺の町歩きもバッチリ。冬だからこその花火のまちの情緒を探索してみてはいかがでしょうか。

ストーブ花火のまち号

運転日:
2024年12月15日(日)

発駅・発時刻/着駅・着時刻:
秋田発 8:45/大曲着 9:38
大曲発 9:51/秋田着 10:50

途中停車駅:
和田、羽後境、刈和野、神宮寺

やきそばの町ではかまくら遊びも!

横手やきそば
かまくら館

「ストーブ花火のまち号」と同日に運転される「ストーブ横手やきそば号」も、名が体を表す臨時列車。横手駅に到着後は、駅前にある「横手市交流センター Y2ぷらざ」にて横手やきそばや芋の子汁を堪能できるイベントが開催されます。「ストーブ横手やきそば号」の指定券を持っている人には、横手やきそばが割引(定価500円から200円引き)となる特典付き! 車内ではりんごジュースやノベルティとあわせて駅周辺のおすすめマップも配布されるので、イベント後の散策に便利です。横手らしい冬を体感できるかまくら館など、駅チカにさまざまな見どころがありますよ。

ストーブ横手やきそば号

運転日:
2024年12月15日(日)

発駅・発時刻/着駅・着時刻:
秋田発 11:00/横手着 12:24
横手発 15:15/秋田着 16:41

途中停車駅:
和田、羽後境、刈和野、神宮寺、大曲

  • ・東北を走るその他のストーブ列車のラインナップはこちらから
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