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「味噌カレー牛乳ラーメン」とは、いったいどこの名物?

投稿日:2015年2月23日

「味噌カレー牛乳ラーメン」。この名前を初めて聞いたとき、頭が混乱しました。味噌とカレーの組み合わせはまだしも、そのあとに牛乳!? そしてダメ押しにラーメンだという…。

名前だけでもインパクトのある「味噌カレー牛乳ラーメン」は、青森名物なのだそうです。知りませんでした。

いざ青森でラーメン店へ!

しかし、キーワードをばらして、味噌ラーメン、牛乳、(スープ)カレーにしてみると、それらからイメージされるのは北の大地・北海道。青森っぽい食のイメージといったら、りんごや、ほたてやいかなどの魚介類が思い浮かぶなぁと思いつつ、東北新幹線「はやぶさ」にのって青森へ。

現地で青森出身の女性に「味噌カレー牛乳ラーメン」のことを聞いてみると「子供のころはよく食べたけど…」とのこと。やっぱり名物なんですね!

「青森での夕食は、ほたての貝焼きもおすすめですよ♪」との言葉に後ろ髪を引かれつつも、青森市内のラーメン店へ向かいます。途中、ねぶたモチーフの消火栓を発見! 青森っぽい。

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「味噌カレー牛乳ラーメン」は人気No.1

ラーメン店のカウンターに座ってメニューを見ると、しょうゆ、塩、味噌といった基本的なラーメンを差し置き、「味噌カレー牛乳ラーメン」は「人気No.1」と書かれていました。本当に名物なんですね。

メニューにある「納豆ラーメン」というのも気になったのですが、「味噌カレー牛乳ラーメン」を注文。しばらくすると、洗面器のような大きさの…というと大げさですが、かなり大きな器が出てきてびっくり!

20150205_ramen_01.jpg

スープの表面はカレーっぽい色合い。具はもやし、わかめ、しなちく、チャーシュー、そして…バターがのっています。

まずはスープを一口。カレーの香りが際立ちます。そして麺を食べると、カレーの主張は控えめになり、味噌ラーメンという印象が強まります。マイルドな牛乳が、カレーと味噌を上手に取りまとめているのかも…と思いました。

バターを溶かすと、こってりとした味わいに。寒い冬は温まりますね~。

やっぱりルーツは北海道だった

最初の話に戻りますが、味噌ラーメン、バター、牛乳ときたら、思い出すのは、青森ではなくて、津軽海峡の向こうの北海道。

調べてみたら「味噌カレー牛乳ラーメン」は、やはり北海道がルーツでした。札幌で人気のラーメン店を開いた人物が、青森市で店を開き、味噌、塩、醤油ベースに、カレーや牛乳を組み合わせたものを出してみると、人気の商品に。さらに昭和50年代ごろ、学生の間でいろいろな組み合わせでラーメンを食べるのが流行し、その最終形がこの「味噌カレー牛乳ラーメン」なのだそうです。

「青森市民のソウルフード」とまで言われている「味噌カレー牛乳ラーメン」。ボリュームも満点です。お腹いっぱいになりすぎて、その後、ホタテの貝焼きを食べに行くのは断念しました…。青森にお出かけの際は一度試してみてはいかがでしょうか?

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