二十四節季のひとつ「立春」が過ぎ、暦のうえでは春を迎えました。まだ寒さは厳しいけれど、春はそこまでやってきています。そろそろ、津々浦々から早春の便りも聞こえてきそうですね。

そこで今回は、伊豆の「河津桜まつり」と、茨城の「水戸の梅まつり」をご紹介します。一足早い春を満喫しに出かけてみませんか。

早咲きの桜と菜の花のコラボレーション！ 伊豆の早春の風物詩「河津桜まつり」

河津川沿いは、淡紅色の桜と黄色の菜の花を一緒に楽しめる人気のお花見スポット

早咲きの桜として知られる河津桜。その発祥の地である静岡県賀茂郡河津町で、2016年2月10日（水）～3月10日（木）に、毎年たくさんの観光客でにぎわう「河津桜まつり」が開催されます。

河津川沿いの桜並木を中心に、伊豆急今井浜海岸駅の周辺、そして河津七滝地区などがお花見スポットとして知られています。河津川沿いには桜並木が約4キロメートルも続き、黄色の菜の花とのコラボレーションは、まさに春を感じさせる風景です。

川沿いから少し離れたところには、樹齢60年以上、樹高約10メートルの「河津桜の原木」が現存し、こちらもたくさんの河津桜ファンが足を運ぶ人気スポットになっています。

また、まつりの期間中は毎日、川沿いの各所で18時からライトアップも行われます。夜桜並木もまた格別です。

約130の露店が軒を連ね、地場産品などの買い物や食べ歩きも楽しみのひとつ。
2月12日（金）～14日（日）には、B級ご当地グルメの実演販売、3月5日(土)には河津バガテル公園でJA伊豆太陽による農産物や特産品販売も開催されます。
歩き疲れたら川沿いに点在する足湯処で一休み。
河津桜まつりで、伊豆の一足早い春を満喫してみてはいかがでしょうか。

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河津桜まつり イベント情報

120年の歴史を誇る、水戸の春を告げる一大イベント「水戸の梅まつり」

今年で120回目を迎える「水戸の梅まつり」は、2016年2月20日（土）～3月31日（木）に開催されます。会場のひとつである偕楽園は1842（天保13）年に水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により造園され、領内の民と一緒に楽しむ場にしたいという願いから「偕楽園」と名付けられました。金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに“日本三名園”のひとつに数えられています。

偕楽園には約100品種3,000本、梅まつりのもうひとつの会場となる弘道館には約60品種800本の梅が植えられています。品種によって開花時期が異なり、早咲き、中咲き、遅咲きの梅があるため、長期にわたり観梅を楽しむことができます。

偕楽園では烈公梅・白難波・月影・江南所無・柳川枝垂・虎の尾の6品種を、花の形・香り・色が特に優れている梅として「水戸の六名木」に指定しています。園内にあるその6品種は、わかりやすく六角形の柵で囲われていますので、ぜひ探して鑑賞してみてください。

イベントが多彩なことでも知られるこの梅まつり。なかでも3月4日（金）～6日（日）に常磐神社境内で行われる「第4回 全国梅酒まつりin水戸」、3月5日（土）に弘道館、3月12日（土）に偕楽園・常磐神社でキャンドルのライトアップなどが行われる「夜・梅・祭 2016」は大いに期待できそうですよ！

また、まつり期間中の土日（毎週ではないため、お出かけ前にご確認を）には、茶道の各流派や高校生による野点茶会が開催されます。梅の花を眺めながらお点前をいただく―。そんな風流なひとときを、この機会に体験してみるのもいいかもしれません。

野点茶会は、偕楽園内の見晴広場で行われます

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偕楽園の情報　

＜「偕楽園臨時駅」が開設されます！＞
梅まつり期間中の土休日（9：10～15：30）、「偕楽園臨時駅」が開設され、水戸方面へ向かう下り列車が停車します。偕楽園臨時駅から偕楽園へは徒歩約3分と便利です（上り列車は停車しませんのでご注意ください）

東京から水戸へは、列車・席数・区間限定、JR東日本の特急列車のおトクな割引きっぷ「えきねっとトクだ値」をご利用ください（偕楽園臨時駅で下車する場合は、水戸駅までのきっぷをお求めください）。

「えきねっとトクだ値」常磐線「ひたち」「ときわ」の対象列車・区間・価格のご案内はこちら

偕楽園臨時駅に停車する列車は下記リンクよりご確認いただけます。
水戸の梅まつり開催に伴う偕楽園臨時駅の開設等について（JR東日本 水戸支社）［PDF/705KB］