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リゾートしらかみでGO! <後編>十二湖「青池」の神秘のブルーにうっとり

投稿日:2016年7月20日

新緑がきれいな5月下旬。五能線を中心に、秋田駅~弘前・青森駅を運転している「リゾートしらかみ」で、新青森駅から十二湖駅までを列車旅してきたレポート「リゾートしらかみでGO!」後編をお送りします。

前編では五所川原で「立佞武多の館」を見学。後編では五所川原で1泊した翌日、リゾートしらかみ2号に乗車し深浦駅へ向かいます。

<前編>五所川原「立佞武多の館」で驚く! はこちら

五所川原駅でリゾートしらかみ「くまげら」編成に乗車。津軽三味線ライブ!

旅の2日目、朝の五所川原駅に「くまげら」編成がやってきました。白神山地に生息するキツツキ「クマゲラ」と、五能線沿線の夕陽をイメージしたカラーリングです。

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ここで、もう1人のえきねっとマガジン編集スタッフと合流。早速ボックス席の座席をフラットにしてくつろいでみました。壁一面が窓! という感じでワクワクします。

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しばらくすると、津軽三味線ライブ開始のアナウンスが流れ、先頭車両へ向かいます。

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列車内にベンベンベンベン! と響き渡る津軽三味線の熱いビート。目の前で見ると迫力があります。旅の後、しばらく頭の中で繰り返されるほどのインパクトでした。

ライブは鰺ケ沢駅で終了。さらにしばらく進むと、視界が開けて海が見えてきました。

千畳敷駅で列車を降りて、岩畳の海岸をおさんぽ

20分ほどで千畳敷駅に到着です。リゾートしらかみ2号は駅で15分間停車します(3、4号も停車)。その間、列車から降りて、波打ち際まで広々とした岩畳が続く千畳敷海岸を散策しました。
昔々、“津軽の殿様が畳千畳を敷き、宴会をした”といわれている海岸です。

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荒涼とした風景を静かに眺めていると、ピィーッと汽笛が鳴ります。発車の3分前だから、列車に戻ってきてね、の合図です。

深浦でマグロ料理を食べ歩いた後は、ウェスパ椿山駅前で「ふかうら雪人参」ソフトクリームを

次の駅は深浦駅。深浦町は青森県で本マグロの水揚げ量が最も多い“マグロの町”なのだそう。新・ご当地グルメ「深浦マグロステーキ丼」など、いろいろなマグロ料理を食べ歩いたレポート記事はこちらでどうぞ。

[PR]夏が旬! 本マグロを食べるなら青森県深浦町へ。マグロ料理グランプリ開催!

ウェスパ椿山駅前の物産館「コロボックル」では、深浦町のブランドにんじん「ふかうら雪人参」が使われているソフトクリームをいただきました。

12月から3月の間に、雪の下から収穫されるふかうら雪人参は、野菜とは思えないフルーティな甘さが特徴なのだとか。ソフトクリームにすると、さっぱりした甘さでおいしい。

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ふかうら雪人参を使ったジャムやドレッシング、お菓子やビーフシチューなども販売されていました。深浦町をはじめ、青森県内各地の特産品の品ぞろえが豊富で、おみやげを買うのにおすすめです。

波打ち際の露天風呂から日本海の夕陽が望めることで有名な黄金崎不老ふ死温泉がこの日の宿泊先。リゾートしらかみではウェスパ椿山が最寄の駅で、宿の送迎車が駅まで迎えに来てくれます。

十二湖散策。神秘のブルー「青池」と、「沸壺の池」の名水を堪能

翌朝、宿から路線バスに乗り、十二湖へ向かいました。

白神山地のふもと、ブナの森に大小の湖沼が点在する十二湖。終点の奥十二湖駐車場でバスを降り、約1時間でめぐれるというおすすめコースを歩きます。10分ほど歩くと有名な「青池」に到着。

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池の中の倒木が見えるほど透明な水は、光の差し具合で、さまざまなトーンの青色に見えました。青池はなぜ青く見えるのか、はっきりとは解明されていません。まさに神秘のブルーです。
木々の緑色が映る水面が風に揺れ、青と緑が溶け合いそうになる様は、思わず時を忘れて見入ってしまう美しさでした。

青池を後にして、風にそよぐ枝葉の音を聞きながら、ブナの自然林を歩きます。空気がおいしい。

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やがて「沸壺の池」へ到着。

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青池と比較すると、みどりがかったブルーの沸壺の池。吸い込まれそうな美しさです。
白神山地の伏流水が湧き出している沸壺の池の名水は「平成の名水百選」にも選ばれています。近くの休憩スペース「十二湖庵」でその名水をボトルに汲み、白神山地の恵みを味わいました。

十二湖駅では、青池ソフトクリームが人気!

この旅もそろそろ帰途に着く時間です。バスで十二湖駅へ向かいます。
駅ではさわやかな水色の「青池ソフトクリーム」が販売されていました。バスで一緒だった乗客が、次々とソフトクリームを買っていくほどの人気ぶり。

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味もさわやかなヨーグルト風味。青池ソフトクリームの青色のヒミツは…実は聞いて解明されたのですが内緒にしておきます。

「青池」編成に乗車して、3編成コンプリート!

十二湖駅からはリゾートしらかみ3号「青池」編成に乗車。青森方面に戻ります。

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そして最後のお楽しみ。深浦駅~千畳敷駅間の海沿いの絶景ポイントで、リゾートしらかみ車内で買ったお弁当を広げます。先ほど汲んできた、沸壺の池の名水を飲みながらいただくと、何ともぜいたくな気分に。

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五能線沿線の食材がたくさん詰め込まれた「五能線 季節をめぐる旅『白神の春をさがしにいきませんか』」弁当。こちらは春バージョンで、すでに販売は終了。季節ごとに内容が変わり、夏バージョンは「あきた白神和牛弁当」が登場!

内容盛りだくさんの2泊3日のリゾートしらかみの旅。一度に「青池」「くまげら」「橅」の3編成乗車を達成できた満足感もつかの間、次は7月16日デビューの「橅」新型車両に乗りに、再び青森を訪れてみたいと思います!

<駅たびnetの観光・イベント情報>
千畳敷

黄金崎不老ふ死温泉

ウェスパ椿山

十二湖


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