きらきらとかがやく黄金色の稲田と日本海。初秋の「きらきらうえつ」の列車旅
投稿日:2015年8月26日
夏が終わり、紅葉が始まるまでの間は、どこに出かけようかと迷ってしまう時期ではないでしょうか。 そんな時、列車の車窓から黄金色の稲田を楽しむ旅はいかがですか?
車窓風景も車両デザインもきらきらかがやく「きらきらうえつ」
昨年の9月中旬、新潟駅からジョイフルトレイン「きらきらうえつ」に乗り、日本海側を北上しながら山形県の酒田駅まで出かけました。
「きらきらうえつ」は羽越本線(白新線)新潟駅~酒田駅間を、週末を中心に運行している、全車指定の快速列車。車両は485系の特急形電車を改造した4両編成です。車両のデザインも、きらきらとしていますね。
新潟駅を10時過ぎに出発! 酒田駅までは約2時間40分の列車旅です。
この日は本当にいいお天気で、車窓を流れる木々や川、そして青い海はまぶしいほどに、きらきらとかがやいていました。
米どころ、庄内平野に入ると、実りの秋の田園風景が広がります
村上駅を過ぎると日本海が見えてきます。
奇岩青松と白砂の海岸が続く国の名勝天然記念物「笹川流れ」を左手に、日本海沿いをしばらく走ります。
あつみ温泉駅を出ると、列車は鶴岡駅に向けて、米どころ庄内平野へ。 延々と海のように続く黄金色の稲田が、太陽の光を反射してきらきらとかがやいていました。
紅葉の前に、こんな素敵な風景が見られるなんて! と、思いもよらぬ“実りの秋”の美しさに心がはずみました。
一部はすでに稲刈りされていました。新米が楽しみですね。
庄内平野では、例年9月中旬から10月上旬に稲刈りが行われるそうです。
“沿線のうまさぎっしり”な「きらきら弁当」をいただきます!
日本海沿いを走る「きらきらうえつ」。海側の座席はA席です。
「えきねっと」で指定席を申込みしようとシートマップを見たところ、この日はほぼ満席。 通路側の席になりましたが、1、4号車にある簡易展望スペースや、2号車のきらきらラウンジを利用しながら車窓風景を満喫しました。
こちらは赤が印象的なきらきらラウンジのボックスシート。
同じく2号車にある茶屋(売店)で、「きらきらうえつ」の乗務員が考案したという「きらきら弁当」を買って、ここでいただきました(ボックスシートは、茶屋で飲食品を購入すると約40分間利用できます)。
「新潟産 南蛮えびフライ」「佐渡産 一夜干しイカ」「村上産 越乃黄金豚」「庄内産 赤カブ漬け」などを、「おしながき」を見ながら、ひとつひとついただきます。それぞれにおいしい!
パッケージにあるキャッチフレーズ通りの“沿線のうまさぎっしり”なお弁当です。
茶屋には沿線の地酒などもありますので、お酒好きな方は一杯やりながら楽しむこともできますよ。
四季折々のきらきらとした沿線の風景を楽しむ「きらきらうえつ」の列車旅。
「きらきら弁当」を食べながら、いかがですか?
「きらきらうえつ」の運行情報や、詳しい列車紹介はこちらからどうぞ。
楽しい列車ポータル きらきらうえつ 485系(JR東日本)