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JR吾妻線で群馬の名湯めぐりへ! 草津温泉・四万温泉・万座温泉に川原湯温泉

投稿日:2017年1月12日

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JR吾妻線を走る、快速「リゾートやまどり」

うつくしい自然や、世界遺産「富岡製糸場」、最近では真田家ゆかりの「沼田城」をめぐる街歩きも楽しい群馬県。

「草津温泉」「四万温泉」「万座温泉」といった名湯が多いことでも有名です。列車で行く場合は、JR吾妻線の各駅が最寄りとなります。

群馬県の渋川駅から大前駅までを結ぶ吾妻線の沿線には、ほかにも、2014年7月に温泉地ごと移転した「川原湯温泉」など、魅力的な温泉が点在しています。

首都圏からのアクセスは、大宮駅発の快速「リゾートやまどり」、上野駅発の特急「草津」が便利です。列車でのんびりと、吾妻線沿線の温泉にお出かけしてみませんか?

リゾートやまどり 485系(JR東日本「のってたのしい列車ポータル」)

特急「草津」(JR東日本「列車」サイト)

<草津温泉>「恋の病以外、効かない病はない」と言われるほどの名湯!

兵庫県の有馬温泉、岐阜県の下呂温泉と並ぶ「日本三名泉」のひとつと言われる「草津温泉」。“天下の名湯”として有名なこの地には、主に6つの源泉があります。そのうちのひとつ、温泉街の中心にある「湯畑」は、草津温泉のシンボルとなっています。

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「恋の病以外、効かない病はない」とも言われる草津温泉。日本有数の酸性度で、湯畑源泉のpH値は2.1。強力な殺菌作用があり、神経痛や筋肉痛、冷え性、疲労回復、慢性消化器病、高血圧症など、さまざまな症状に効能があります。

そして湯量は毎分32,300リットル以上を誇り、自然湧出量日本一!
草津温泉は100パーセント天然温泉で、旅館や温泉施設で「源泉かけ流し」が楽しめます。

しかし、51~95度と高温のため、そのままでは入浴できないので、泉質を変えずに温度を下げる方法として考え出されたのが「湯もみ」です。

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お湯の中に、六尺(約1.8メートル)もある大きな板を入れて豪快にお湯をもむ姿は、湯畑すぐそばの「熱乃湯(ねつのゆ)」で見ることができます。

日帰り入浴施設も豊富。回数券の利用でおトクに入浴できる「御座之湯」「西の河原露天風呂」「大滝乃湯」などを入り比べてみてはいかがでしょうか?

地元の方たちが管理・利用している共同浴場もあり、「白旗の湯」「地蔵の湯」「千代の湯」は一般客も無料で利用できます。

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西の河原露天風呂

<アクセス>
JR吾妻線 長野原草津口駅からバス約25分+徒歩5分

草津温泉の情報(駅たびnet)

<四万温泉>飲んでよし、入ってよし! 街中に飲泉所もあります。

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秋の四万温泉

“四万(よんまん)の病をいやす霊泉”として古くから親しまれてきた、「四万温泉(しまおんせん)」。上信越高原国立公園内の、四万川の渓谷沿いという自然豊かな場所にあり、42ある源泉のうち、自然湧出のものは39か所も。特に切り傷、神経痛、疲労回復に効能があると言われています。

さらに魅力的なのが「飲めば胃腸に良い」と言われる「飲泉」です。胃腸病や食欲増進の効能が期待できるそうで、古くから四万の人々の生活にも取り入れられてきました。街中に飲泉所が2か所あるので、立ち寄ってみては?

そんな、飲んでよし、入ってよし! の四万温泉は、温泉の効能や湧出量、温度、そして環境条件が整っている温泉地を環境庁が指定する「国民保養温泉地」の第1号でもあります。

地元で昔から親しまれている共同浴場には、四万温泉発祥の伝説がある「御夢想の湯」、石造りの洞窟風呂の雰囲気を味わえる「河原の湯」、こぢんまりとした内湯に源泉がかけ流される「上之湯」があり、すべて無料で入浴できます。

また、町営の日帰り温泉施設「四万清流の湯」「四万こしきの湯」もあります。外湯めぐりも楽しめそうですね。

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町営の日帰り温泉施設「四万清流の湯」

<アクセス> JR吾妻線「中之条駅」からバス約40分

四万温泉の情報(駅たびnet)

中之条町営 四万清流の湯(駅たびnet)

<万座温泉>高濃度の硫黄泉! 高原の温泉郷で、絶景と乳白色の湯を味わいたい

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日本有数の高濃度の硫黄泉が、温泉ファンを魅了する「万座温泉」。硫黄泉に含まれる硫化水素には、血管を拡張させる作用があります。温泉に入って血行が良くなることで、さまざまな効能が期待できそうですね。

万座温泉には姥湯、大苦湯、錫湯、鉄湯、苦湯といった名称の源泉があり、20種類以上もの泉質を楽めます。湧出量も1日に540万リットルとかなり豊富。

標高1,800メートルの上信越高原国立公園内に位置し、宿泊施設の露天風呂から、大自然の絶景を望めることでも有名です。運が良ければ、雲海を見おろせることも!

冬はスキーなども楽しめます。大自然に囲まれたいやしの湯を、訪れてみてはいかがですか?

<アクセス> JR吾妻線「万座・鹿沢口駅」からバス約40分

万座温泉の情報(駅たびnet)

<川原湯温泉>駅から歩いても行ける共同浴場「王湯」

八ッ場(やんば)ダムの建設にともない、2014年10月に移転された吾妻線の「川原湯温泉駅」。源頼朝が発見したという伝説のある「川原湯温泉」も、街ごと別の場所に移転しています。

共同浴場「王湯」もリニューアル。川原湯温泉駅から、歩いて約15分で訪れることができます。江戸時代には「草津の上がり湯」として湯治客でにぎわったという川原湯温泉。途中下車して立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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ふんどし姿の男たちが盛大にお湯をかけ合い“湯の神”に感謝するという奇祭「湯かけ祭り」の舞台となるのが、この王湯。約400年も続く祭りは、毎年1月20日の朝5時から開催されます。

<アクセス> JR吾妻線「川原湯温泉駅」から徒歩15分

王湯[川原湯温泉]の情報(駅たびnet)

ほかにもいろいろ。「駅たびnet」の吾妻線沿線の温泉情報

川中温泉「川中温泉 かど半旅館」
「日本三美人の湯」のひとつ。JR吾妻線「川原湯温泉駅」からタクシー約10分

小野上温泉「小野上温泉センターさちのゆ」
浴室付き個室や露天風呂でぜいたく気分。JR吾妻線「小野上温泉駅」からすぐ

あづま温泉「桔梗館」
吾妻川の流れと奇勝「岩井洞」を望めます。JR吾妻線「市城駅」から徒歩20分、またはJR吾妻線「中之条駅」からタクシー約10分

沢渡温泉
源頼朝が入浴した伝説も残るいやしの湯。 JR吾妻線「中之条駅」から「沢渡行」のバス約25分「沢渡温泉」下車

 

本記事に掲載の温泉地・施設の写真は「ググっとぐんま写真館」から転載しています。
ググっとぐんま公式サイト

ご紹介した吾妻線沿線の温泉地へは、特急「草津」や、快速「リゾートやまどり」で。指定席は、便利な「えきねっと」でお申込みください。

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指定席は乗車日1ヶ月前の10時00分より発売開始。えきねっとでは「事前受付」として、乗車日1ヶ月と1週間前から、事前のお申込みをすることができます。

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