1914年の開業から100年を越え、つねに東京の玄関口として親しまれている「東京駅」。その歴史と文化を色濃く映し出す「東京駅丸の内駅舎」とともに、丸の内周辺を象徴する「駅前広場」では、格調と賑わいある新たな都市景観の創出に向けて、整備が進められてきました。

今回は、今年2017年12月7日、ついに完成となった「東京駅丸の内駅前広場」をご紹介します。

東京駅丸の内駅前広場

「東京駅丸の内駅前広場」は、中央部に広がる歩行者のための「丸の内中央広場」と、その南北に配置した路線バスやタクシー乗降場などの「交通広場」からなる空間です。

整備後の、丸の内中央口前の様子

歩行者空間「丸の内中央広場」には、緑陰豊かなケヤキ並木のほか、格調高い白い御影石の舗装や照明デザインなどによる、やすらぎと気品あふれる景観が広がります。

整備後の、丸の内北口前の様子

路線バスやタクシーのターミナルとなる「交通広場」は、丸の内中央広場の南北に配置されました。これまで、広場内の大部分を占めていた都道を広場の外周に再整備することで、交通結節機能を集約。また、日本の首都“東京”の顔にふさわしく、サクラやモミジなど四季の移ろいを感じられる木々が植えられています。

実際に訪れてみると、改札口を出てすぐの広々とした空間と、樹木に囲まれた景観がとても気持ちよく感じました。新しくなった東京駅丸の内駅前広場を、ぜひ一度ご覧ください。東京駅周辺の観光にお出かけの際にも、立ち寄ってみてくださいね。