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春~夏が旬! 下北半島の佐井村で、獲れたて「うに」三昧の旅はいかが?

投稿日:2016年6月 3日

本州最北端に位置する青森県の下北半島といえば、マグロの一本釣り漁法で有名な大間、日本三大霊山に数えられる恐山、そして奇岩が連なる国指定の天然記念物、仏ヶ浦(ほとけがうら)などが思い出されるのではないでしょうか。

仏ヶ浦があるのは、下北半島の西側にある佐井村。実はここで、日本有数の好漁場である津軽海峡のおいしい「うに」が食べられることをご存じでしょうか? しかも、朝に獲れたうにの殻むき体験もできるんですよ!

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佐井村で獲れるキタムラサキウニは、毎年4月から漁が解禁になり、8月まで水揚げされます。うにの殻むきは、佐井港発、仏ヶ浦行きの定期観光船を利用した希望者が有料で体験できます。

うにの殻むきは意外と簡単。そして驚きの味!

ここからは昨年、2015年の7月に、うにの殻むき体験をしてきたレポートをお届けします。

佐井港の観光船発着所にある「津軽海峡文化館アルサス」のホールに行くと、殻つきのうに、軍手、ピンセット、ビニールのエプロンなどが用意されていました。

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左の赤い持ち手がついた器具で、うにの殻を開けます。その名も「生うにパックリ」というそうです。

まずはお手本を拝見。うにをひっくり返して、真ん中に器具の先端をグサッと刺します。そしてハンドルを握ると、殻がぱかっと開きます。

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「簡単そうに見えて、実はコツがあるのでは…」と思いながら、自分でもやってみました。間近で見るうには真っ黒で、トゲトゲしていて硬そうなイメージだったのですが、意外と簡単に殻を開くことができました!

殻から直にスプーンですくっていただきます。「さっきまで海の中にいました」といった感じの、ほどよい塩気に感動!

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うに漁は乱獲を防ぐために時間が規制されていて、朝の1時間しか行えないそうです。その日の朝に獲れたうにを、その場でいただく。しかも自分で殻をむいて! 現地ならではのぜいたくな楽しみ方ですね。

うにたっぷりの、生うに丼もございます

殻むき体験の後、お昼を食べにアルサスの2階にある食堂へ行くと、熊のはく製がお出迎えしてくれました。自然がたっぷりで、地元の方も「ここは秘境」と自慢する下北半島。熊や猿を見かけることもあるそうです。

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…実は熊よりも、こちらの「壁ドンよりも、うにドン!」にウケてしまいました。

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生うに丼が登場。ごはんがほとんど見えないほど、たっぷりのうに!
見るからに新鮮そうです。

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もう、言葉もありません。たいへんおいしくいただきました。

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佐井村では、毎年6月中旬に「うに祭り」が開催されるそうです。
2016年は6月18日(土)、19日(日)に開催が決定しています。
1日限定1,000杯、1杯1,000円で食べられるうに丼が大人気だそうですよ。ほかにも、獲れたての殻つきうにや鮮魚などの直売も。

ということで、春~夏の下北半島、仏ヶ浦へ行くなら、うにを堪能するのをお忘れなく。もしくは、うにを堪能しに仏ヶ浦へ行くのもいいのではないでしょうか。

迫力の奇岩群! 仏ヶ浦へ観光船で

津軽海峡の風雨と潮流に浸食されて形成された奇岩群が海岸沿いに続く「仏ヶ浦」へは、佐井港から片道30分程度の船旅です。天気が良いと、こんなにも美しいエメラルドグリーンの海が見られます。

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訪れた時はいまにも雨が振り出しそうな天気でしたが、奇岩群の荒涼とした雰囲気が増して、“秘境”感たっぷりの風景を味わうことができました。

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<駅たびnetの観光スポット・イベント情報>
仏ヶ浦遊覧(佐井港発)

佐井村海峡ミュウジアム(津軽海峡文化館アルサスについてはこちらから)

下北半島

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