好きなものだけでマイ丼ぶりが作れる! 青森・古川市場「のっけ丼」
投稿日:2015年2月23日
青森駅から歩いて5分程度の古川にある「青森魚菜センター」(通称、古川市場)。 市民の台所として、近海の獲れたての魚や全国の鮮魚はもちろん、ごはんに合う食材も豊富にとりそろっています。この市場のお店に並べられた魚介類などから好きなものを選び、ごはんにのっけて自分好みの丼ぶりが食べられるのが、古川市場の「のっけ丼」です。
青森に行ったら、ぜひ体験したいと思っていた「のっけ丼」。青森駅に到着して、その足で昼どきの古川市場に行ってみました。
「のっけ丼」は食事券制。まずは1080円で10枚、もしくは540円で5枚の券が付いた食事券を買います。券1枚は100円(税別)で、たとえば、マグロの赤身一切は券1枚、中トロ一切は券2枚だったりします。
魚介類以外にもいろいろな食材があって目移りするので、気合を入れて自分の丼ぶりを作りたい方は、まずはどのお店に、何があるか、市場をぐるりと下見しておきましょう。
状況を把握したところで、1080円で10枚の食事券を買い、丼ぶりに入ったごはんを入手。普通盛りなら券1枚です。
さて、好きなものをのっけていきましょう! ちなみに、丼ぶりのテーマは「青森らしいもの」に決めました。下見で目をつけておいた「ホタテ」に直行。これが今まで見たことがないような巨大なホタテなんです。
「でも、大きいのは大味だったらどうしよう…」と不安がよぎったのですが、お店の人いわく「大きくても味は同じ。こんなに大きいのはめずらしいから、これにしたら?」ということで、いちばん大きいのをのっけていただきました。ホタテにかくれて見えませんが、ホタテのヒモもサービスしてもらいました(コリコリとした食感でおいしい!)。
次は、魚卵類が美しく小皿に盛られたお店へ…。
“当店自慢”と書かれた「手作りたまご焼」、ししゃもの卵を詰めた加工品「子持ちやりいか」、そして「筋子」をのっけてもらいます。
2軒目でこの選択が青森らしいのか、そうでないのか、ちょっとわからなくなってきましたが、たまご焼きはおかわりしたくなるほどおいしかったです。券の残りはあと4枚。
ここまでは、なんだか華やかさに欠ける途中経過でしたが、最後に「青森産本マグロ一切れ」と、「ボタンエビ」をのっけてもらったら、すばらしくフォトジェニックなできあがりになりました! ボタンエビの青い卵が効いてます。
一枚残しておいた券は「しじみ汁」に交換して、10枚使い切りました。
見た目だけでなく、市場の食材は新鮮で味も最高! 好きなものばかりのっているので、満足度も高いですよ。
ちなみに、具材はお店の方がのっけてくれるのですが、さすがにコツをつかんでいらっしゃるようで、ていねいに美しくのっけてくれるのに感心しました。
のっけ丼が楽しめるのは7~16時(火曜日定休)。市場内には魚介類だけでなく、お総菜や漬物の専門店などもあって、翌日の朝食はお総菜と漬物をメインにしたのっけ丼を作りました。
のっけ丼は市場内に数か所ある、わさびとおしょうゆ完備のお食事スペースでいただきましょう。帰りの新幹線の中で食べたい? 残念ながらお持ち帰りはできませんのでご注意を。
東京から新青森までは、最高時速320キロの東北新幹線「はやぶさ」で最短で2時間59分。青森に出かけて、自分好みの「のっけ丼」を作って食べてみませんか?